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春の扉2つ -第8話-(全16話)

  • Day:2015.04.30
  • Category:Essay
僕もその昔、受験戦争というものをくぐり抜けてきた。社会に出た今、受験勉強で覚えた知識をどれだけ使っているだろう。微分・積分なんて使った試しがない。では一体、受験勉強するのは何のため ?

受験勉強は、知識を身につけるというよりも、楽な方に流されず、自分を律して努力できる、そういう力をつけるためのものなのだ。

大手企業が有名大学から学生を採用するのは、そういう「努力できる人間」が欲しい、というのが真の理由なんじゃないだろうか。

僕は二男に対し、必死で努力する姿が少し足りないように感じ、実際、一抹の不安を感じていた。

自分の努力が足りずに思う結果が得られなくても、それは結局自分でまいた種だ。自業自得ってヤツだ。だとしても、15の春を泣かせたくない、何とか受からせてあげたいと思うのが親心だ。

それだけに、二男の前期試験合格は嬉しかった。長男が前期試験に落ちた時は、「なぜ前期試験などというものがあるのか。そんなものは必要ない。」と腹立たしくさえ思ったものだったが、二男の時は「本当にありがたい。ビバ前期♪」と真逆の感想だった。ゲンキンなものである。(笑)

<第9話へ続く>

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長女と散歩@2014年夏

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