スマホ代リローデッド

誰にでも一つや二つ「印象に残っている映画」というのがあるはずだ。僕の場合、「Matrix」という映画がその内の一つだ。当時、若かりしライムママと観に行った覚えがある(すでに結婚していたかどうかは覚えていないが)。

「Matrix」はキアヌ・リーブスの代表作だ。彼はクールでちょっと影がある、そんな役どころがぴったりハマる。しかし「Matrix」の良さはキャスティングよりも映像とストーリーの斬新さだ。当時、弾丸をよけるキアヌ・リーブスの全方位映像は世間の話題をかっさらったものだった。

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そしてそのストーリー。キアヌ・リーブスをはじめ全人類が過ごしている生活、それは実はコンピュータが作り出した仮想現実であり、実際には人類は眠った状態でコンピュータに養分を吸い取られているのだった・・・

僕は初めてこの映画を観た時に「なかなか斬新なストーリーだな」って思った。ここ何年も「Matrix」を観ていないが、金曜ロードショーで放送されたら、きっとまた観てしまうことだろう。

ところで、このエントリーを読んでいるあなたが高校生以上の年齢であるならば、どこへ行くにも必ず、そう、「必ず」連れて行く相棒がいるはずだ。

それはワンコじゃなく、結婚のパートナーでもなく・・・そう、それはスマホだ。

僕が学生の頃、彼女との連絡手段は「イエデン」一択だった。その頃はポケベルさえなかったので、他に選択肢なんか無かったのだ。電話して相手が出てくれれば良いけれど、親が出たりするとなんか気後れしてしまう。別に悪いことしている訳じゃないけれど。でも、若い頃ってそんなもんだよね。

それからポケベルが登場して、ケータイが登場して、今ではスマホに進化した。幸か不幸か、今ドキの高校生や大学生は恋人や友人の家に電話する、なんていうわずらわしさから最初から開放されている。スマホのLINEやらTwitterやらで便利につながっているのだから。

かくいう僕もスマホのない生活に後戻りはできない。仕事へ行く時に車に乗り込んで、少し走り始めた時に財布を忘れたことに気づいたとしよう。もし時間がなければ「お金は誰かから借りればいっか」とそのまま出勤しちゃうかもしれない。では、同じ状況でスマホを忘れたことに気づいたら ? きっと多少無理しても取りに戻ることだろう。

スマホは忘れちゃいけないモノランキング1位なのかもしれない。お出かけする時もスマホは地図にもなるし、レストランでも、電車の乗換えでも、なんでも調べることができる。優秀な秘書みたいに頼もしい存在なのだ。

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ただし、便利であることの裏にはいつも領収書がついて回る。ガラケーの頃は3千円くらいの支払いだった気がするが、スマホに変わり、さらに3G回線から4G回線(高速通信)になり、それにつれて料金も右肩上がり。今ではスマホ1台あたり6千円~7千円くらい月々支払っている。

家では長男と二男がスマホを持つようになり、僕は自分の分と併せて3人分の支払いをしているのだが、これがなかなかのヘビー級だ。

ケータイなんか無い時代はイエデン以外の通信費なんて0円だったのにな・・・それが今やドコモやau、ソフトバンクの3大キャリアの営業利益は1社あたりウン千億円だそうだ。

我々はケータイ会社にしぼり取られている・・・これって「Matrix」とおんなじじゃないか ! 「便利」という夢を見せられて、延々と養分を吸い取られている・・・

最初の2年間くらいは「なんとか割」とか機種代から割り引く形で「実質いくら」みたいな感じでおトク感を演出する。いろんな割引があるうちはまだいい。しかし、一定期間過ぎると割引もなくなる。

キャリアが設定する各種割引は複雑な制度設計になっていて、何がいつまでどう割り引かれるのか訳がわからない。そして、割引がなくなったとしても通知される訳でもなく、いつの間にか割引は終了している。

でも毎月自動的に引き落とされる料金ってけっこう放置しちゃうものだ。そこを弱点とばかりに、延々とバカ高い通信料をせっせと払い続けさせるのが彼らの作戦だ。とにかく彼らはアコギだなって思う。

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かと言って簡単に解約して他社に移ることもできない。半強制的に加入させられる「2年縛り」のおかげでなかなか解約できないようになっているのだ。映画「Matrix」には黒服を着た「エージェント」と呼ばれるヤツらが、養分である人間が仮想現実から逃げ出さないように常に監視しているのだが、「2年縛り」ってまるで「エージェント」みたいだ。

僕は「2年縛り」の切り替えタイミングで現在のスマホ契約からさっさと逃げ出そうと考えている。延々と養分を吸い取られる仮想現実から逃げ出す、という算段だ。キアヌ・リーブスみたいに。

そう考えて、今話題の「格安sim」を検討していたところ、あることに気付いた。

ライムママに「ちょっとスマホ貸して」とスマホで支払い料金を確認すると7千円以上も払っている。各種割引もすっかりと無くなっていて、なおかつ月々のデータ通信量も微々たるものなのに。まさに「延々と養分を吸い取られている状態」だ(笑)。

これは・・・まずライムママから何とかしなければならない。

彼女はケータイ会社から見たら「鴨がネギしょって鍋まで持ってる」ように見えることだろう(笑)。

僕は立案から始まり、ほとんどの段取りをして、彼女のスマホを「格安sim」に切り替える手続きをした。

もちろん、「格安sim」よりも大手キャリアの方が優れている部分も多々あろう。例えば「通信の安定性」では格安sim会社はかなわない。しかし、あまりに支払額が違いすぎるので、費用対効果を考えたらやはり大手キャリアの料金は高すぎる。

「Matrix」でキアヌ・リーブスがコンピュータと対峙したように、僕は大手キャリアと対峙することにした。まだライムママの「格安sim」は稼動していないが、結果として「ライムママを仮想現実の世界から救い出すことに成功 !」となってくれれば良いのだが。

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ライム:2008年6月3日生まれのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル(♀)

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愛犬ライムとのスプな生活のエッセイをつづったり、4コマ漫画的なコミックを描いたりしています。 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格や特徴、グッズなどもご紹介しております。 なお、当ブログはリンクフリーです。リンクしていただいた場合、こちらもリンクしますので、コメント欄からお知らせください。
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