ホームシアター新世紀

ライムが家にやってくるよりも前、ハムスターを飼っていたことがある。名前はピースといってジャンガリアンハムスターだ。

ジャンガリアンハムスターのピース
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当然ながらもう天国に召されているが、ピースが家にやってきたのは2006年なので、家の家族としては2008年生まれのライムより先輩だ。

ピースの住む場所はガラスケースだったが、しょっちゅう脱走を繰り返していた。ライムも子犬の頃はよくサークルから脱走していたけど、先輩から引き継いでいたんだな。

脱走したピースはどこに行ったのかすぐには見つからないのだが、家の中なのでいずれは発見されることになる。脱走したピースは家事室の米びつ周囲に落ちている米粒を食べて生活していて、夜中、キッチンにちょろちょろ出てきたトコロをライムママ(当時はピースママか笑)に確保される、なんてことがよくあった。懐かしいな。ふふふ。

ピースがなぜ家にやってきたのか。

それは、僕が衝動買いをしてきたからだ。

ホームセンターに別の用事で一人で出掛け、たまたま見かけたジャンガリアンハムスターの赤ちゃんが可愛い過ぎて、飼育セットと一緒に衝動買いしてしまったのだ。

ピースよりも飼育セットの方がぜんぜん値段が高かったこと、いきなりハムスターを買ってきたのでライムママが目を丸くしていたことを今でも覚えている。

今は日常生活でピースを思い出す、ということはあまりないが、昔のピースの写真を見たりすると、「あ ! ピースたん ! 」とピースの記憶がよみがえる。

ピース、可愛かったな・・・

ところで、衝動買いと言えば、先日あるモノを衝動買いしてきた。厳密に言うと、「買おうかな」と下調べを始めていたところだったので、純粋な衝動買いではないのだが・・・

それはホームシアターである。

テレビは高画質化の一途をたどっているが、音質はと言えばイマイチのままで、北朝鮮外交で「置いてけぼり」をくらっている安倍首相みたいだ。

家のテレビには僕が昔買ったJBLのCreature2というスピーカーを接続して使っていた。値段が安くて、ビジュアルがダース・ベイダー(白いのでストーム・トゥルーパーと言った方がいいかな)みたいな面白いデザインで、それにひかれて買ったものだ。

JBLのCreature2というスピーカー(右側はWii)
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JBLは有名なスピーカーのメーカーだが、僕が買ったそのCreature2というスピーカーの実力は値段相応で、ハッキリ言って音はたいしたことはなかった。それでも、テレビの音よりは迫力があるので、映画などを観る時はそのスピーカーを利用していたのだ。

しかし、今年(2018年)の春、アマゾンプライムビデオで映画を見た時、そのスピーカーを使っていたら音が大きくならない(後で故障と判明した)ので、スピーカーを買い換えようかな、と下調べを開始することにしたのだ。

ネットで調べてみると、今ドキのホームシアターは「サウンドバー」と呼ばれる細長いスピーカーをテレビの前に置き、バーチャルサラウンドで聴く、というスタイルが流行っているらしい。

「ホームシアター」というのは、本来、スピーカーをたくさん設置するという、お金も知識も必要な世界である。だが、それだと敷居が高いので、入門向けとして一つのユニットで音質向上と(擬似的ではあるが)サラウンドが楽しめる「サウンドバー」と呼ばれる製品が各社から発売されているのだ。

価格ドットコムで調べると、ヤマハのYAS-107というサウンドバーが人気らしく、値段も最安で2万3千円程度とそれほど高くない。

ちなみに、サウンドバーには細長いスピーカーユニット単体のタイプと、それにサブウーファーと呼ばれる重低音を受け持つスピーカーが付属する2ユニットのタイプがある。2ユニットのタイプの方が低音の効きは良さそうだが、サブウーファーがかなり大きく、テレビ台の中に納まらない。リビングにサブウーファーを置く場所もないし、単体のタイプのサウンドバーでもかなり低音は効くらしいので、2ユニットのタイプはあきらめることにした。

調べていくうちに、サウンドバーと呼ばれる細長いスピーカーのタイプ以外にも、テレビの下に置ける薄い板状のホームシアターもあるらしい。しかし、このタイプだと値段が少し高くなる。

いずれにしろ、買うのはまだ先のつもりなのであせって決めることもない。しかし、とある休日の昼間、ちょっと時間があったので「どんなもんだか試しに聴いてみよう」と一人でケーズデンキに出掛けてみた。

最初に価格ドットコムで人気1位のヤマハのYAS-107というサウンドバーを聴いてみると、これが結構いい音だ。ソニーの「テレビの下に置ける薄い板状のタイプ」(こちらの方が値段が高い)と聞き比べてみたが、ヤマハの方が音がいいように感じる。

実はその時点で買う気はなかったのだが、店員にいくらになるか聞いてみたところ、2万1千円にまけるという。なんとこれは価格ドットコムの最安値よりも安い。まさかの安値に僕の心は揺らぎ、「買いま・・・す ! 」と思いがけずに買ってしまったのだった。

買ってきたヤマハのYAS-107というサウンドバー、巨大な太巻きみたいでビジュアル的にはイマイチだ。しかし、設置は置くだけ、接続も基本的にはテレビとケーブルでつなぐだけなのですこぶる簡単だ。
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かなりデカイが、正面から見るとそれほど違和感はない。
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肝心の音なのだが、これがまたすこぶる良い。「3Dサラウンド」というモードがあるのだが、この機能をオンにすると格段に音が良くなり、厚みが増す。きらびやかな高音と迫力のある低音で、一言で言うと音が派手になる。

「バーチャルサラウンド」はあまり実感できないが、音が格段に良くなったのでそれだけで満足度は高い。試しにサウンドバーで聞いていた音をテレビの音に戻すと、音があまりに薄っぺらで「今までこんな貧相な音で聴いていたのか」とびっくりするほどだった。エグザイルのパフォーマーとアンガールズのマッチョ感くらい違うだろうか。

それともう一つ大きなポイントがある。今ドキの機器はARC端子というものが装備されていて、テレビとサウンドバーが連動して操作できるのだ。具体的には、テレビのリモコンでテレビの電源をオンにするとサウンドバーの電源もオンになる。同様にテレビのリモコンでサウンドバーの音量調節もできる。

機能として、これは非常に便利で役に立つ機能だ。

今まで使っていたスピーカーはテレビとは別にいちいち手動で電源をオンにしなくてはならない。テレビをつけるたびにイチイチそんなことはやってられないので、自然と使用頻度は下がり、「あまり使わない製品」になってしまう。

しかし、新しいサウンドバーはテレビをつければ同時に電源が入るので、面倒なことは何も無く、テレビと一緒に毎日使うことができる。どんな製品でも「使いやすさ」というのは重要なポイントなんだな。

そしてこのサウンドバー、驚くべきことに高音や低音の調整機能がない。要するに、メーカー側でオールマイティな音質にセットしてあるのだ。しかしこれは理にかなっている。テレビを見る人は、「映画だから」とか「ニュースだから」とかイチイチ番組によって音質を変更したりしないのだから。

一応、ジャンルによってモードを変える機能は付いてはいるのだが、そんな面倒なことをする必要性を感じないし、そんな機能は遣わなくても十分満足だ。

そして、今ドキの製品らしく、スマホと無線で接続ができるので、スマホの音楽を聴くこともできる。ホームシアターでもあり、スマホ用ワイヤレススピーカーでもあるのだ。

ホームシアターというモノがどのように進化しているのかちっとも知らずに人生を過ごしてきたが、今回、衝動買いした結果、「非常に便利になったな」といたく感心し、とっても満足している。

と同時に感じることは、時代は「手軽さ」を求めているということだ。今回購入した一番人気のサウンドバーは、設置も接続も設定もすべてが「お手軽」な方向に振ってある。

思えば、ネットオークションもパソコンで出品して入札を競わせるヤフオクよりも、スマホで一撃売買ができるメルカリに人気が移ってきているという。

時代は「お手軽」にフォーカスしてきているのだ。

しかし、スマホでニュースが流し読みできる時代だからといって新聞がなくなるとは思わない。手間ひまのかかるものにはその良さもまたあるのだ。

かくいう僕も「お手軽さ」でSNSに遅れをとっている「ブログ」をいまだに書いている。でも、今回のエントリーの文章ボリュームをTwitterで書くのは無理だし、書きたいことがあるのなら時代遅れのブログもまたいいんじゃないか。

テレビと映画、マクドナルドとフランス料理店・・・「お手軽なもの」と「そうでないもの」はいつの世もしっかりと共存しているのだから。

ちなみに、壊れていた古いスピーカーは捨てるよりも売れれば、と思い、メルカリとヤフオクで迷ったけど、ジャンク品としてヤフオクに出品してみた。そうしたところ、ラッキーにも落札されてドナドナされることになった。ヤフオクもまだ捨てたもんじゃないな。ビバヤフオク♪

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ガーデニングと云ふは草むしりと見つけたり

6月のイベントといえば・・・

ライムの誕生日
ライムママの誕生日
そろそろ自動車税を払わねば、と思い立つ

それと・・・草木が勢いづく季節だ。日差しが強くなってきて、雨も多くなるので植物が活気にあふれてくるのだ。それは良いことなのかもしれないが、大変でもある。

家の庭は、「もう一つの部屋」を目指してイングリッシュ・ガーデン風の造りにしている。ガーデニングといえば、好みの植物を植えたり、綺麗な草花を愛でたり、という上品で優雅なイメージもあるかもしれないが、現実はと言えば単なる「雑草との戦い」である。

家は共働きなので、草むしりといっても土日にやるしかない。土日は掃除とか他の家事もあるので草むしりにあてられる時間も限られている。

そんな限られた時間の中で、こちらの戦力はライムパパとライムママしかいない。子供達は戦力外、ライムにいたっては戦力外どころか返って邪魔である(笑)。

こちらの戦力はたった二人、それに反して雑草たちは大勢で攻めてくる。なのでまさに多勢に無勢、なかなか行き届かないのだ。

加えて、草むしりは暑いし、腰は痛くなるし、蚊に刺されるし、非常にきついので長時間の作業は無理だ。

さらに、土日が雨模様だったりすると草むしりもできないが、彼らは雨でも休まずに成長を続けるので増々歯が立たなくなってくる。

そんなふうなので、ガーデニングといっても草花の手入れなんてまったくできず、草むしりをできる範囲でやっとこやる、それしかしていないし、それしかできない。

それでも、最近は土日に多少は時間がとれるのでまだましだ。子供達が少年野球をやっていた頃などは、野球の手伝いや応援に土日をとられ、庭は荒れ放題だったのだ。

雑草を食べてくれる草食動物でも飼ったら心強い味方になるのにな、なんて思った時期もありました(笑)。

新築の頃は綺麗だったんだけどねえ、庭もライムママも。(あっウソウソ。ぶっ飛ばされるでしかし笑)

新築の頃のガーデン。
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今は荒れ気味の庭でも、雑草が増えすぎないように現状維持を目指すのが精一杯だ。それだけでも正直疲れるんだよねえ。しかもエンドレスだし。

でも、綺麗な庭は気持ちがいい。砂利やコンクリートの庭だったら雑草は生えないので楽だけど、それは味気ないものだ。

庭の緑は生活に彩りを、そして心に潤いを与えてくれる。家族でバーベキュー、なんてのもいいものだ。

庭はもう一つの部屋――

その部屋のチェアに座って飲むビールもまた格別だ。

ガーデニングと言う名の草むしりは大変だけど、「もう一つの部屋」のために、できる範囲でこれからも頑張っていかねば、と思っている。

玄関先の草花。枕木を利用したガーデンライトを設置してある。
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メアリー・ローズ。
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芝生の庭から玄関へ続く小道。ガーデンアイテムとしてアンティークの車輪を置いてある。
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ホスタに花が咲いていた。
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アジサイ・アナベル。芝生の奥に見えるのはガーデンチェア。
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おまけ画像。本日のライ子。
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日大アメフト問題は社会が抱える問題の縮図だ

日大アメフト問題。

今さら説明する必要はないが、日大のアメフト選手の悪質な危険タックルが、「実は監督やコーチからの指示だったのではないか」という疑惑の一連の騒動だ。

今や、関連ニュースを見ない日はないくらいに世間を騒がせている。一昔前だったらこんなに世間を騒がせることもなかったろう。うやむやになっていたかもしれないし、監督もそんな風に甘く考えていたのではないか。

だが、今の時代は情報量がハンパない。誰もが持ってるスマホで写真や動画を簡単に撮れるし、その映像も簡単にネットに流れる。話題になるネタはSNSであっという間に拡散し、それにメディアが便乗する。

ワイドショーネタのバス・・・そのバスにはネットニュース、テレビ、新聞、週刊誌・・・ネタに飢えたハイエナども(失礼 ! )が我も我もと乗り込んでスシ詰め状態だ。

今回の件は日大がまずい対応で燃料投下しまくったので炎上の炎は大きくなるばかりだった。組織が大きくなればなるほど、なにかまずいことが起きる確率は大きくなる。でも、こういうのは、いくら気をつけても避けようがないこともある。

だとすれば、起きてしまうかもしれない「まずい出来事」に対し、とるべき対応をあらかじめ検討しておくべきだ。僕はごく普通の社会人だが、過去に仕事で起こった(良くない)出来事に対し、「その時の対応方法」や「今後の注意点」などを個人的にではあるがまとめてある。

そんな、ごく普通の僕のような人間でさえしているようなことを、日大のような大きな組織のトップの人達はしていなかったのだろうか ? それははなはだ疑問である。何でもそうだが、準備というのは大切だってつくづく思う。

ところで、「例えば」の話だが、自分が会社のエライ人で、部下の一人から「○○さんはこんなにひどい人なんです」と相談を受けたとしよう。

部下からそんな相談を受けると「ナニ、○○さんはそんなにひどいのか」と、つい感情的になって欠席裁判をしてしまいそうになるが、こんな時、やはり「双方から話を聞く」ということが大事だと思う。一方聞きは誤解や偏りが生じる危険性をはらんでいる。

今回のケースでは悪質タックルをした選手、それを指示したとされる指導者、双方の話を僕は直接聞いた訳ではないので(聞けるはずもないが笑)、本来、ああだこうだ言える資格はないのだが、完全に僕の「印象」だけで感じたことを書いてみたいと思う。

まず、結論から先に言おう。僕の結論・・・悪質タックルをしてしまった選手が語っていることは真実だと思う。そして、監督とコーチは反則の指示をしたにも関わらず、真実を語らずに逃げている。そう僕は思う。

その理由まず1つ目。記者会見を見た印象だけで直感的に(しかしきっと間違いなく)そう感じるのだ。これは皆さんもそう感じているのではないだろうか。なぜか。それは我々が感情を持つ「人間」だからだ。人間は心の中身がどうしても表情やしゃべりなど「雰囲気」として表れると思うし、そういうのはやっぱり感じ取れてしまうのだ。

次に理由2つ目。危険タックルをした選手は確固たる命令がなかったらあんなプレーはできっこない。あのプレーはチームを勝たせるためだとか感情的になってしまったとかの理由で「ついやってしまった」というたぐいのものではない。犯罪行為みたいなプレーだ。反則をしろという「絶対的な命令」がなかったらできないプレーだし、そういう確信がなくてやったとしたら単なるならず者だ。そんなならず者だったとしたら、最初からスポーツなんてやるだろうか。

そして理由3つ目。本当に指導者の言い分どおり「反則の指示はしていない」のが真実だったら、なぜ最初からその真実を語ろうとしないのか。さんざん逃げ回って、選手が記者会見したら仕方なく自分擁護の釈明会見・・・これはもう信じろという方が無理というものだ。

そして最後の理由。それは指導者の言い訳である「選手が勝手に勘違いして反則をしてしまった」というのはあり得ない、ということだ。先にも述べたが、我々は機械ではない。「感情を持った人間」だ。相手の話している内容を言葉だけではなく、相手の口調や表情、雰囲気、それまでの経緯など、総合的に判断しているのだ。だとすれば、相手を怪我させるような無法行為を、そんな大それたことをやるのには「完全にそういう指示である」という確信させるものがあったに他ならない。少なくとも僕はそう考える。

今回の危険タックルをしてしまった選手は、単独で記者会見をした。真の当事者たるべき学校が逃げ回っているのに、である。若干二十歳の若者が、社会問題にまで発展した事案で顔も実名も公表して真実を話す・・・マスコミにいろんなことを聞かれるだろうし、世間の好奇の目にさらされることになる・・・これはさぞかし勇気が必要だったろう。

しかし、被害者や世間に謝罪をし、真実をすべて話す・・・この態度は本当に立派だったと思う。逃げ回った挙句に「選手が指示を勘違いした = 選手に責任なすりつけ 」に終始した監督とコーチは彼の爪の垢でも煎じて飲むべきだ。

もちろん、危険タックルという行為そのものは褒められたもんじゃない。大いに反省は必要だろうし、本人も「自分の弱さ」だと言っていた。だが、ある意味、危険タックルをしてしまった選手自身も被害者だと僕は思っている。

スポーツにおける指導者と選手・・・これはもう圧倒的に立場に差がある。イー・ガールズとアンガールズくらい違う。選手は本当に弱い立場なのだ。なぜなら、選手が試合に出られるかどうか、それは監督の考えひとつなのだから。

僕は、息子達が高校野球をやっていたので選手や親の気持ちはよくわかる。一生懸命練習しているのに試合に出られない・・・これは味わった人しかわからない、本当につらいことなのだ。

今回の場合、危険タックルをした選手は練習にも参加させてもらえない状態、言わば指導者に悪意を持って追い詰められた状態で、反則行為をすれば試合に出してやると話があったという。

これはもう究極の選択だ。反則行為はスポーツマンシップに反する。しかし、やらなかったら自分は完全に干されてしまうだろう。この状況で、僕だったら、皆さんだったら、正しい選択ができただろうか。

これ、ハッキリ言ってパワハラ、もっと言えばイジメである。この状況で危険タックルをしてしまった彼はどうすれば良かったのだろう・・・

「自分にはそのようなことはできません」と断れば良かったのだろうか。その代償として理不尽に干されることを受け入れる ? それも何か違う気がする。

こんな時は、一人で抱え込まないで、誰かに相談すれば良かったのではないか。要するに、周囲を巻き込んで、皆で解決方法を探すということである。話のわかるコーチ、キャプテン、親・・・誰か「この人なら相談できる」という人はいなかったのだろうか。

当事者ではないので彼の周囲にはどんな人達がいたのかはわからない。なので、それが万事を解決する魔法の杖になったとは言わないが、少なくとも「一人で悩んで危険タックルをしてしまった」ことよりも何か良いアイデアが生まれたかもしれない。

それにしても、今回の問題は「社会が抱える問題の縮図」のように思えてならない。「危険タックルで相手選手にケガをさせた」という事実の奥にあるパワハラ問題である。

正義感の強い妻は今回の日大アメフト問題に対し、安倍内閣の「モリカケ問題と一緒だ」と憤慨している。責任を選手に押し付けるアメフト部の指導者、役人に責任を押し付ける安部首相・・・どちらも立場が上の人が下の人に責任を押し付けようとするパワハラだ。

平等な社会が理想なのだろうが、現実社会は不平等ばかりだ。なんなら産まれたときから不平等だと言える。だって、お金持ちの家に産まれるか、貧乏な家に産まれるか、そこで人生もう差がついているんだもの。

今回の件はスポーツの場であったが、どんな組織も平等には出来ていない。必ず立場が強い人、弱い人がいる。そして、そこにパワハラが生まれる。では、それを解決する夢のような魔法がこの世にあるのだろうか ? それは非常に難しい問題だ。

組織としては、あまり権力を集中させないようにする(特に人事権と財務権)とか、立場の弱い人間の声を聞くシステム作りとか、ある程度の対策はできるだろう。しかし、根本的な部分では人々の「良識」に頼らざるを得ない部分が多いのではないだろうか。

誰もが、良識や道徳心、スポーツマンシップを自らの行動の礎(いしずえ)とする・・・それが理想だ。でも、果たしてそんなことができるのだろうか。世の中には本当にいろんな人がいる。それを思うと、劇的な変化というのは現実的ではないのかもしれない。

でも、今回危険タックルをした若者が心から反省し、謝罪し、正しい道を歩もうとする時に、皆でサポートしてあげられる、そんな日本であってほしいと思うし、それくらいはきっとできると思う。

そして、世の中のパワハラが一気に改善されるのは難しいにしても、今回のように世論が悪しき習慣に一石を投じることで、少しずつではあってもパワハラが減っていってほしい。日本という国はそうあるべきなのだ。なぜなら、道徳心は日本人の美徳なのだから。

今回、日大は道徳心を見失って地に落ちたが、道徳心を取り戻すことできっと再スタートを切ることができるはずだ。過去は変えることはできないが、未来は変えることができるのだから・・・

家の子供達も野球をやっていたので、子供達と一緒に泣き笑いした親の立場として、タックルした選手の苦悩は痛いほどよくわかる。そんな想いがあったからこそ、日大アメフト問題を今回のエントリーで取り上げたくなったのだ。僕と同様、苦しかったであろう彼のことを考え、心を痛めたスポーツ選手やその親御さんも多かったはずだ。

「雨降って地固まる」という言葉があるが、今回の騒動がきっかけとなり、いろんなことが良い方向へ向かってほしいものだ。なんなら、あっと驚くドラマチックな素晴らしい結末を迎え、「ドラマ化決定 ! 」なんていうのもいいんじゃないスか。

タックルをした選手が「そんなこともあったな」って笑える日が来ることを願っている。

ところで、今回の「日大アメフト問題」でホッとしている人がいるのでは、と妻が言っていた。そのホッとしている人とは一体誰か・・・それは、安倍さんである。モリカケ問題から日大アメフト問題に世間の注目が移ってくれたのだから。

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ライム家のSpring break 2018(後編)

上野動物園に入場すると、すぐ右手にシャンシャン観覧受付がある。当然、整理券のないライム家は指をくわえて通り過ぎるしかない。「整理券持っていないコンプレックス」を発症しつつ、進んでいくと父ちゃんパンダ“リーリー”は観覧できる。整理券も必要ない。

シャンシャンと比べると、まったくテレビなどで取り上げられることもなく、その存在感の薄さはANZEN漫才の「みやぞんじゃない方」みたいだ。(笑)僕は現地で初めて「リーリー」という名前を知ったほどだ。

それでも、ライムママに「ほら、父ちゃんパンダなら見れるよ ! 」と励ましの声をかけたのだが、ライムママは「シャンシャンが見だがっだ~」とまるでチビッ子のようである。

「そんなに見たかったのなら、なんでちゃんと早起きしなかったの」と思ったが、それを言うと傷口に塩を塗るだけなのでやめておいた。優しいなあ~、ライムパパは。(はあと)

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気を取り直して園内を進んでいくと、いろんな動物がたくさんいてシャンシャンのことは忘れさせてくれる。上野動物園はとっても広く、動物たちもたくさんいてカナーリ楽しめるのだ。

フクロウ。ハリポタを連想させてくれる。
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イーグル。カッコイイです。孤高の鳥。
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トラ。寝てました。だいたいトラとかライオンとかって寝てるよね。
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屋内展示場なんかも充実している。
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パンダがデザインされた仮囲いにて。
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ランチは動物園内の売店だと混んでるし、内容もショボいので、最初から園外で食べることにしていた。上野動物園は再入場オッケーなので、一旦退出してランチを食べ、また再入場するプランを考えていたのだ。

上野周辺には洋食屋さんがそれなりにあるけれど、僕としてはあまりひかれないので、池袋まで足を伸ばそうと考えていた。僕の下調べで、池袋にシュラスコがリーズナブルに食べられる店を発見したので、そこへ行こうと予約していたのだ。

シュラスコって一度食べてみたいと思っていたのだ。ライム家が行ったのは池袋の「トゥッカーノ」という店で、シュラスコ以外にもサラダ、ドリンク、デザート、カレーなんかもあってすべて食べ放題、食べログクーポン使用で1人2,000円とコスパは高い。

シュラスコって何 ? という方のために少し解説すると、ステーキなどのかたまり肉を店員さんがテーブルまで運んできて、その場でカットしてくれるというスタイルのブラジル料理だ。

こんな感じで店員さんが肉をカットしてくれる。けっこうテンションあがりマス。インスタ映えはナカナカなんじゃないかな。
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運んでくれる肉の種類は豊富で、サーロイン、フィレ、スペアリブ、ソーセージ、チキンなど、メリーゴーラウンドのように次から次へと肉がやってくる。たくさん食べたいけれど、お肉の種類が一周するとかなりお腹一杯になってしまう。
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少しずついろんなお肉を食べられるので満足度は高い。
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焼きパイナップルもある。
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このような札で「お肉もっと」「お腹一杯」「パイナップル欲しい」と意思表示する。ちなみにこのグリーンの札は「お肉もっとカモーンヌ」
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サラダはいろんなトッピングがあり、超充実。
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ドリンク。
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デザート。(ケーキ)
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最後はコーヒーとアイスで。
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シュラスコを堪能した後は再び上野動物園に戻り、園内を散策した。

リスの空中散歩。カワユス。
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これはプレーリードッグだったかな。直立がカワユイ。
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白クマ。同じ場所をいつまでも行ったり来たりしている。ライムママの話だと、こういう行動は動物園という狭い場所で飼育されているストレスからくる行動なのだそうだ。こういうのを見てしまうと動物園なんて作るのは人間のエゴなのかな・・・なんて気持ちになり、心が曇ってしまう。
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ハシビロコウ。動かないことで有名だが、この日は活動的だった。
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転んでしまった亀さん。応援せずにはいられない。
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動物園は広いので、一回りすると1日楽しめる。この日も帰りは夕方5時になってしまった。ライムを留守番させているので夕飯は食べないでそそくさと家路に着いた。

上野動物園はたくさんの動物たちに出会えて、しかもリーズナブル。良い動物園だ。僕たち家族は春休みの一日を十分満喫することができた。たった一つ、シャンシャンを見られなかったことを除いては。

あれからしばらく経つが、いまだにライムママはシャンシャンを見たがっている。

仕方ない、ライムママのためにAmazon Echoのコマーシャル風にお願いしておこうかな。

アレクサ、ライムママにシャンシャンを見させてあげて。
(´・ω・`)

<このシリーズおしまい>

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ライム家のSpring break 2018(前編)

Spring break(スプリング・ブレイク)・・・なんとなくカッコイイと思い、英語で書いてみたが、要するに春休みのお話。スプリングと言ってもスプリンガーとは関係ありません。(笑)

ゴールデンウィークさえ過ぎたこんな時期に今さら春休みのお話で恐縮なのだが、前回まで「桜、一輪」をシリーズでエントリーしていたのでだいぶ時期がずれてしまったという次第・・・よろしかったらお付き合いを・・・

前回までのエントリーで家の二男の大学受験のエピソードをエントリーしてきたので、読んでいただいた方はおわかりかと思うが、この春から二男が大学進学することになった。

大学進学ってそれなりに準備が必要だ。特に親元を離れて一人暮らしをする場合はアパートを決めたり、家具や家電も買わなくちゃならないし、週末でも休んでいられない。

本当はライムママが「どこかに旅行に行きたい」と言っていたのだが(家に旅行券があったのだ)、スケジュール的に余裕がない。ま、お金の余裕もないが。(笑)

なので、どこにもお出かけはできないでいたが、長男が帰省していたし、中二の長女もどこかしらに連れて行ってあげたい。

そこで、1日だけ日帰り旅行を計画した。

ディズニーランドなんかもしばらく行っていないので行ってみたいが、年間でディズニーランドが一番混雑するのは実は春休みなのだ。これ豆知識ね。

そんな時期にのこのこディズニーランドなんか出掛けたら、激混みでろくすっぽアトラクションに乗れないのにお金だけが羽生えて飛んでいく、という憂き目にあうのは確実だ。まあ、あの雰囲気だけでもテンション上がるので、それも悪くはないのかもしれないが。でも、リアルにセンター・オブ・ジ・アース180分待ちの光景が目に浮かぶ。(コワ)

そこで、東京の上野動物園に行ってみよう、ということになった。上野動物園は公営なので料金は良心的だし、何と言っても赤ちゃんパンダ“シャンシャン”がいるので、以前から「行ってみたい」と話していたのだった。

なぜ「上野動物園に行ってみたい」という話になったのか。それは、どういう訳かライムママはシャンシャンの熱狂的ファンだからだ。ライムママはニュースでシャンシャンの話題が出るたびに「シャンシャン可愛い~」と言ってテレビに釘付けになっていた。

少し前はまだシャンシャンが一般公開されておらず、年末年始あたりに抽選でシャンシャンが見られるという企画があるくらいだった。それに応募しては落選して悔しがる、ということを繰り返していたライムママは、さながらジャニーズに夢中になっている10代の若者を見ているようだった。(年齢を除いてw)

僕や長男などは「シャンシャンはテレビのニュースやYouTubeで見られるから別にそれでいいじゃん」などと考えてしまうのだが、生粋のシャンシャンファンはやはり生で見たいらしい。

そんなこともあり、ライム家の春の日帰り旅行は上野動物園に行ってみよう、ということになったのだった。参加メンバーはライム以外の家族5人である。ゴメン、ライちゃん、ワンコは動物園には入れないんだよ・・・

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僕(ライムパパ)は、お出かけの前には必ず下調べをする。他の家族は人に任せきりで、まるでライムのようにのんきなもんだが。(苦笑)

でも、今はネットでいろいろと調べられるので便利になったものだ。下調べによると、シャンシャンは一般公開されているものの整理券が必要であり、整理券には限りがある。なので、早めに行って整理券をゲットしなくてはならない。

上野動物園の開園は9時半だ。ネット情報によると、普通の平日だと11時頃でも整理券はゲットできるらしい。しかし、春休み期間中で混雑が予想されるのでかなり早めに到着する必要がある。それでも、開園時間に到着できれば整理券はゲットできるのではないか、というのが僕の読みだった。

逆算していくと、6時半に出発すれば、多少渋滞していても開園時間には到着できると踏んでいた。僕は自分の身じたくの前にライサン(ライムの散歩)に行かねばならないので、早朝5時過ぎにスマホのアラームをセットしたのだった。

翌朝、目を覚まして1階に降りていくと、なんとライムママがソファで寝ていた。

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ライサンから帰ってくると、ライムママは風呂に入っていた。この時点で僕はもう予定時刻に出発することはあきらめていた。この時点で風呂に入っていて、それからお出かけの準備をして、ということになれば予定どおりの出発はまず無理だ。

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まあ、出発が遅れてシャンシャンが見られなくなっても、自分のせいで遅れたのであればあきらめもつくだろう。それにしても、僕が彼女の立場だったら、前日にしっかり準備をして早めに就寝し、予定通りの出発を心掛けるけれど。僕には彼女の行動が理解不能だった。僕は「あれだけシャンシャン、シャンシャン、言っていたのに、だいぶ熱が冷めたのかな」、なんて勝手に思っていた。

案の定、出発は予定より30分遅れとなった。ライムママが朝風呂に入っている時点で出発が遅れることはわかっていたので、ある意味「予定どおり」ではあるが。(笑)

出発が遅れてしまったので、途中のコンビニでおにぎりでも買い、車中で食べれば時間の節約になる。家を出てから少し走ったところでコンビニがあったので「寄ろうか」と提案したが、ライムママは「まだ先のコンビニでいい」というのでそのとおりにコンビニをスルーして車を走らせていたら、道中にコンビニがなく、そのまま高速道路に乗ることになってしまった。

そんなこともあり、やむをえず高速道路のサービスエリアで朝食を食べたのだが、これに30分くらいは要しただろうか。結局、出発の遅れと合わせて1時間の遅れとなったが、これが致命傷となるのだった・・・

この時点ではまだウキウキしているライム家なのであった@高速のSA
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高速道路は途中でところどころ渋滞していた。まあ、それは予想していたのだが、上野動物園に近づくと、第一候補にしていた駐車場の手前で車が大渋滞していた。本来は上野動物園に一番近いその駐車場に停めたかったのだが、その渋滞を見て急きょ第二候補の駐車場にハンドルを切った。

第二候補の駐車場は上野動物園から少し距離はあるものの、スムーズに停めることができてよかった。しかし、この状況を考えると、動物園はかなり混雑しているかもしれない・・・

上野動物園に着くと、恐れていた事実が待ち構えていた。とんでもない混雑である。何重にも折り返す行列のコースが作られており、ものすごい人が並んでいる。結局、到着したのは10時を過ぎてしまっていた。シャンシャンの整理券をゲットできるかどうか、それは風前の灯だ。

ものすごい混雑の上野動物園
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これはもう無理なんじゃないかという気がした。のび太が出来杉君より良い成績をとるくらい難しいかもしれない。(いや、この場合難しいというより「無理」ってヤツか笑)

しかし、ダメ元でも何でも行列に並ぶほかに手立てはない。30分くらい並んだろうか。ヤキモキしながら少しずつ列を進んでいると、恐れていたことが現実のものとなった。

アナウンス「シャンシャンの整理券は終了しましたー」

( ̄◇ ̄;) ガーン !!

この状況に最適なBGMは嘉門達夫の「チャラリ~ 鼻から牛乳~」という歌だったかもしれない・・・



ライムママは「シャンシャンが~」「シャンシャンが~」と泣きごとを言っていた。しかし、これはまさにアフターフェスティバル、「後の祭り」ってヤツだ。どうにもならない。ドンマイ、ライムママくん、そのうちいいこともあるさ ! (適当)

後半へ続く(ちびまる子ちゃんのナレーションふう)

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Tag:Essay  Trackback:0 comment:0 

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ライムぱぱ

Author:ライムぱぱ
ライム:2008年6月3日生まれのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル(♀)

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このブログについて
愛犬ライムとのスプな生活のエッセイをつづったり、4コマ漫画的なコミックを描いたりしています。 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格や特徴、グッズなどもご紹介しております。 なお、当ブログはリンクフリーです。リンクしていただいた場合、こちらもリンクしますので、コメント欄からお知らせください。
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