ライム家のお花見大会2018(ライム参加型)

前回まで「ライム家のSpring break 2018」を2回に分けてエントリーしたが、行き先が動物園だったのでライムは参加できなかった。

当ブログはワンコブログにもかかわらず、意外と「ライム留守番型」の謎とき冒険バラエティのお話が多いが(あ、謎はといてないですね笑)、「いつもお留守番でライムちゃんかわいそう」とお嘆きのマドモアゼルもいらっしゃるかもしれない。

そこで、今回は「ライム参加型」の謎とき冒険バラエティをエントリーしたいと思う(あ、謎は(以下略))。「たまにはライムをお出掛けに連れて行かなくちゃ~」という愛犬心はちゃんと持っているだぜぃ。

ゴールデンウィークをとっくに過ぎたこの時期での「お花見レポート」なので、またしても「今さら感」がハンパないのだが、よろしかったらお付き合いを・・・

二男は大学の入学式があるので東京に行ってしまっており、長女は友達とディズニーシーに行ってしまった。したがって、参加者はライムパパ、ライムママ、春休みで帰省していた大学生の長男、そしてライムの「3人+1匹」というメンバー。

ライム家の場合、お花見といってもお決まりのスポットがある訳ではない。どこか良い場所はないかな、なんて考えていたら、たまたまニュースで「こいのぼりの里まつり」というイベントを群馬県は館林市でやっているというのを見て、行ってみることにした。

実は以前、このイベントには行ったことがあり、「また行きたいっ ! 」というほどではなかったのだが、他に目ぼしいところもなかったので、「消極的選択」となった次第である。

お出掛けの日。例によって、家で「お出掛け感」が出てくるとライムはそわそわし始める。しかし、この時点ではライムは「自分も連れて行ってもらえるのかわからない」状態だ。

しかーし ! ライムパパがクレートを準備し始めると「自分も連れて行ってもらえる ! 」と判明し、ライムは大はしゃぎになる。気持ちはわかるが非常にメンドクサイ(笑)。もう「連れて行ってあげるから少し落ち着け」というね。

クレートに収まり、車のラゲッジルームにスタンバイのライム。
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この状態になったとしても、行き先が動物病院の場合もあるので、本当はライムとしてはまだ油断できないのだが(笑)。この日はちゃんとお出掛けなので大丈夫。

こんな感じで川に小さなこいのぼりが無数にかけてある。
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でもなんかショボイんだよねえ・・・なぜなんだろう ? と思ったけど、川のロケーションがイマイチなんだと思う。川がよどんでるというか、さわやかさがないんだよなあ。

記念撮影をパチリ。
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このライちゃんはカワイイ。特に後ろ足 !

お花見ポイントに到着~
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クンクン。
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こういうことしてると、パパに怒られる。「コラ ! 」

メインイベントのお食事タイムなので、ライちゃんはちょっとつながれててね~。
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花見は食べたり飲んだりが楽しいんだよね。実際、たいして桜なんか見てませんから(笑)。ライムママに至っては、目がお団子になってるし。

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お食事終了~
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散策しながらの帰り道。
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夕暮れの桜とこいのぼり。結構きれい。
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以上、2018年のライム家のささやかなお花見でした~。

ちなみに、桜の花言葉ってご存知だろうか。花言葉は「優美な女性」だそうである。

優美な女性ねえ・・・

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ライム家のSpring break 2018(後編)

上野動物園に入場すると、すぐ右手にシャンシャン観覧受付がある。当然、整理券のないライム家は指をくわえて通り過ぎるしかない。「整理券持っていないコンプレックス」を発症しつつ、進んでいくと父ちゃんパンダ“リーリー”は観覧できる。整理券も必要ない。

シャンシャンと比べると、まったくテレビなどで取り上げられることもなく、その存在感の薄さはANZEN漫才の「みやぞんじゃない方」みたいだ。(笑)僕は現地で初めて「リーリー」という名前を知ったほどだ。

それでも、ライムママに「ほら、父ちゃんパンダなら見れるよ ! 」と励ましの声をかけたのだが、ライムママは「シャンシャンが見だがっだ~」とまるでチビッ子のようである。

「そんなに見たかったのなら、なんでちゃんと早起きしなかったの」と思ったが、それを言うと傷口に塩を塗るだけなのでやめておいた。優しいなあ~、ライムパパは。(はあと)

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気を取り直して園内を進んでいくと、いろんな動物がたくさんいてシャンシャンのことは忘れさせてくれる。上野動物園はとっても広く、動物たちもたくさんいてカナーリ楽しめるのだ。

フクロウ。ハリポタを連想させてくれる。
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イーグル。カッコイイです。孤高の鳥。
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トラ。寝てました。だいたいトラとかライオンとかって寝てるよね。
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屋内展示場なんかも充実している。
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パンダがデザインされた仮囲いにて。
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ランチは動物園内の売店だと混んでるし、内容もショボいので、最初から園外で食べることにしていた。上野動物園は再入場オッケーなので、一旦退出してランチを食べ、また再入場するプランを考えていたのだ。

上野周辺には洋食屋さんがそれなりにあるけれど、僕としてはあまりひかれないので、池袋まで足を伸ばそうと考えていた。僕の下調べで、池袋にシュラスコがリーズナブルに食べられる店を発見したので、そこへ行こうと予約していたのだ。

シュラスコって一度食べてみたいと思っていたのだ。ライム家が行ったのは池袋の「トゥッカーノ」という店で、シュラスコ以外にもサラダ、ドリンク、デザート、カレーなんかもあってすべて食べ放題、食べログクーポン使用で1人2,000円とコスパは高い。

シュラスコって何 ? という方のために少し解説すると、ステーキなどのかたまり肉を店員さんがテーブルまで運んできて、その場でカットしてくれるというスタイルのブラジル料理だ。

こんな感じで店員さんが肉をカットしてくれる。けっこうテンションあがりマス。インスタ映えはナカナカなんじゃないかな。
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運んでくれる肉の種類は豊富で、サーロイン、フィレ、スペアリブ、ソーセージ、チキンなど、メリーゴーラウンドのように次から次へと肉がやってくる。たくさん食べたいけれど、お肉の種類が一周するとかなりお腹一杯になってしまう。
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少しずついろんなお肉を食べられるので満足度は高い。
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焼きパイナップルもある。
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このような札で「お肉もっと」「お腹一杯」「パイナップル欲しい」と意思表示する。ちなみにこのグリーンの札は「お肉もっとカモーンヌ」
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サラダはいろんなトッピングがあり、超充実。
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ドリンク。
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デザート。(ケーキ)
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最後はコーヒーとアイスで。
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シュラスコを堪能した後は再び上野動物園に戻り、園内を散策した。

リスの空中散歩。カワユス。
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これはプレーリードッグだったかな。直立がカワユイ。
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白クマ。同じ場所をいつまでも行ったり来たりしている。ライムママの話だと、こういう行動は動物園という狭い場所で飼育されているストレスからくる行動なのだそうだ。こういうのを見てしまうと動物園なんて作るのは人間のエゴなのかな・・・なんて気持ちになり、心が曇ってしまう。
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ハシビロコウ。動かないことで有名だが、この日は活動的だった。
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転んでしまった亀さん。応援せずにはいられない。
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動物園は広いので、一回りすると1日楽しめる。この日も帰りは夕方5時になってしまった。ライムを留守番させているので夕飯は食べないでそそくさと家路に着いた。

上野動物園はたくさんの動物たちに出会えて、しかもリーズナブル。良い動物園だ。僕たち家族は春休みの一日を十分満喫することができた。たった一つ、シャンシャンを見られなかったことを除いては。

あれからしばらく経つが、いまだにライムママはシャンシャンを見たがっている。

仕方ない、ライムママのためにAmazon Echoのコマーシャル風にお願いしておこうかな。

アレクサ、ライムママにシャンシャンを見させてあげて。
(´・ω・`)

<このシリーズおしまい>

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ライム家のSpring break 2018(前編)

Spring break(スプリング・ブレイク)・・・なんとなくカッコイイと思い、英語で書いてみたが、要するに春休みのお話。スプリングと言ってもスプリンガーとは関係ありません。(笑)

ゴールデンウィークさえ過ぎたこんな時期に今さら春休みのお話で恐縮なのだが、前回まで「桜、一輪」をシリーズでエントリーしていたのでだいぶ時期がずれてしまったという次第・・・よろしかったらお付き合いを・・・

前回までのエントリーで家の二男の大学受験のエピソードをエントリーしてきたので、読んでいただいた方はおわかりかと思うが、この春から二男が大学進学することになった。

大学進学ってそれなりに準備が必要だ。特に親元を離れて一人暮らしをする場合はアパートを決めたり、家具や家電も買わなくちゃならないし、週末でも休んでいられない。

本当はライムママが「どこかに旅行に行きたい」と言っていたのだが(家に旅行券があったのだ)、スケジュール的に余裕がない。ま、お金の余裕もないが。(笑)

なので、どこにもお出かけはできないでいたが、長男が帰省していたし、中二の長女もどこかしらに連れて行ってあげたい。

そこで、1日だけ日帰り旅行を計画した。

ディズニーランドなんかもしばらく行っていないので行ってみたいが、年間でディズニーランドが一番混雑するのは実は春休みなのだ。これ豆知識ね。

そんな時期にのこのこディズニーランドなんか出掛けたら、激混みでろくすっぽアトラクションに乗れないのにお金だけが羽生えて飛んでいく、という憂き目にあうのは確実だ。まあ、あの雰囲気だけでもテンション上がるので、それも悪くはないのかもしれないが。でも、リアルにセンター・オブ・ジ・アース180分待ちの光景が目に浮かぶ。(コワ)

そこで、東京の上野動物園に行ってみよう、ということになった。上野動物園は公営なので料金は良心的だし、何と言っても赤ちゃんパンダ“シャンシャン”がいるので、以前から「行ってみたい」と話していたのだった。

なぜ「上野動物園に行ってみたい」という話になったのか。それは、どういう訳かライムママはシャンシャンの熱狂的ファンだからだ。ライムママはニュースでシャンシャンの話題が出るたびに「シャンシャン可愛い~」と言ってテレビに釘付けになっていた。

少し前はまだシャンシャンが一般公開されておらず、年末年始あたりに抽選でシャンシャンが見られるという企画があるくらいだった。それに応募しては落選して悔しがる、ということを繰り返していたライムママは、さながらジャニーズに夢中になっている10代の若者を見ているようだった。(年齢を除いてw)

僕や長男などは「シャンシャンはテレビのニュースやYouTubeで見られるから別にそれでいいじゃん」などと考えてしまうのだが、生粋のシャンシャンファンはやはり生で見たいらしい。

そんなこともあり、ライム家の春の日帰り旅行は上野動物園に行ってみよう、ということになったのだった。参加メンバーはライム以外の家族5人である。ゴメン、ライちゃん、ワンコは動物園には入れないんだよ・・・

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僕(ライムパパ)は、お出かけの前には必ず下調べをする。他の家族は人に任せきりで、まるでライムのようにのんきなもんだが。(苦笑)

でも、今はネットでいろいろと調べられるので便利になったものだ。下調べによると、シャンシャンは一般公開されているものの整理券が必要であり、整理券には限りがある。なので、早めに行って整理券をゲットしなくてはならない。

上野動物園の開園は9時半だ。ネット情報によると、普通の平日だと11時頃でも整理券はゲットできるらしい。しかし、春休み期間中で混雑が予想されるのでかなり早めに到着する必要がある。それでも、開園時間に到着できれば整理券はゲットできるのではないか、というのが僕の読みだった。

逆算していくと、6時半に出発すれば、多少渋滞していても開園時間には到着できると踏んでいた。僕は自分の身じたくの前にライサン(ライムの散歩)に行かねばならないので、早朝5時過ぎにスマホのアラームをセットしたのだった。

翌朝、目を覚まして1階に降りていくと、なんとライムママがソファで寝ていた。

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ライサンから帰ってくると、ライムママは風呂に入っていた。この時点で僕はもう予定時刻に出発することはあきらめていた。この時点で風呂に入っていて、それからお出かけの準備をして、ということになれば予定どおりの出発はまず無理だ。

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まあ、出発が遅れてシャンシャンが見られなくなっても、自分のせいで遅れたのであればあきらめもつくだろう。それにしても、僕が彼女の立場だったら、前日にしっかり準備をして早めに就寝し、予定通りの出発を心掛けるけれど。僕には彼女の行動が理解不能だった。僕は「あれだけシャンシャン、シャンシャン、言っていたのに、だいぶ熱が冷めたのかな」、なんて勝手に思っていた。

案の定、出発は予定より30分遅れとなった。ライムママが朝風呂に入っている時点で出発が遅れることはわかっていたので、ある意味「予定どおり」ではあるが。(笑)

出発が遅れてしまったので、途中のコンビニでおにぎりでも買い、車中で食べれば時間の節約になる。家を出てから少し走ったところでコンビニがあったので「寄ろうか」と提案したが、ライムママは「まだ先のコンビニでいい」というのでそのとおりにコンビニをスルーして車を走らせていたら、道中にコンビニがなく、そのまま高速道路に乗ることになってしまった。

そんなこともあり、やむをえず高速道路のサービスエリアで朝食を食べたのだが、これに30分くらいは要しただろうか。結局、出発の遅れと合わせて1時間の遅れとなったが、これが致命傷となるのだった・・・

この時点ではまだウキウキしているライム家なのであった@高速のSA
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高速道路は途中でところどころ渋滞していた。まあ、それは予想していたのだが、上野動物園に近づくと、第一候補にしていた駐車場の手前で車が大渋滞していた。本来は上野動物園に一番近いその駐車場に停めたかったのだが、その渋滞を見て急きょ第二候補の駐車場にハンドルを切った。

第二候補の駐車場は上野動物園から少し距離はあるものの、スムーズに停めることができてよかった。しかし、この状況を考えると、動物園はかなり混雑しているかもしれない・・・

上野動物園に着くと、恐れていた事実が待ち構えていた。とんでもない混雑である。何重にも折り返す行列のコースが作られており、ものすごい人が並んでいる。結局、到着したのは10時を過ぎてしまっていた。シャンシャンの整理券をゲットできるかどうか、それは風前の灯だ。

ものすごい混雑の上野動物園
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これはもう無理なんじゃないかという気がした。のび太が出来杉君より良い成績をとるくらい難しいかもしれない。(いや、この場合難しいというより「無理」ってヤツか笑)

しかし、ダメ元でも何でも行列に並ぶほかに手立てはない。30分くらい並んだろうか。ヤキモキしながら少しずつ列を進んでいると、恐れていたことが現実のものとなった。

アナウンス「シャンシャンの整理券は終了しましたー」

( ̄◇ ̄;) ガーン !!

この状況に最適なBGMは嘉門達夫の「チャラリ~ 鼻から牛乳~」という歌だったかもしれない・・・



ライムママは「シャンシャンが~」「シャンシャンが~」と泣きごとを言っていた。しかし、これはまさにアフターフェスティバル、「後の祭り」ってヤツだ。どうにもならない。ドンマイ、ライムママくん、そのうちいいこともあるさ ! (適当)

後半へ続く(ちびまる子ちゃんのナレーションふう)

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桜、一輪 (最終話)

3月の最終日、僕たちは二男の引越しで朝から東京のアパートにこもっていた。帰省していた長男、それと中二の長女も連れ出し、家族総出の引越し作業になった。

電化製品やニトリの家具などがどんどん配送され、家具の組み立てや設置作業に追われた。こんな時、長男は貴重な戦力だ。指示しなくても、自分でどんどん作業を進めてくれる。頼もしくなったものだ。

ワンルームのアパートだが、家具や家電、生活雑貨など、驚くほど買ったものは多く、途中、設備不具合対応の手配などもあり、一通り片付いた時には外は暗くなっていた。

夕食に回転寿司に行こうということになり、僕の車で向かったが、とんでもない待ち時間のためあきらめた。やっぱり東京は人が多いんだな。寿司はあきらめて近くのココスに立ち寄り、家族で夕食のひとときを過ごした。

夕食後にまた二男のアパートまで、車を走らせた。ほどなくアパートに着いたが建物には入らず、東京の夜道で皆が二男に別れの声をかけた。そしてまた皆で車に乗り込んだ。たった一人、二男を除いて。

二男は夜道に立ち尽くし、別れを惜しむように僕たちを見送ってくれた。彼の感謝の気持ちが、車の窓ガラス越しに伝わってくる。

車のタイヤがゆっくりと動き出す。僕たちは家に戻る。二男は自分のアパートに戻る。今日という日が、二男の巣立ちの日だ。

一人でアパートのドアノブに手をかけた二男はどんな気持ちだっただろう。僕は車を走らせながらそんなことを考えた。ドアを開けた彼を出迎えるのが静寂と暗闇だったとしても、それらをすべて塗り替えるような希望が彼の胸にあふれているはずだ。心配ないさ。彼の新しい物語はここから始まるのだ。

大学時代は人生の中でも最も輝ける時間だ。一生の友人に出会うだろう。たくさんの経験に出会うだろう。すべての出会いが自分の世界を広げてくれる。

昔、妻と見たトム・ハンクスの映画の中にこんな言葉が出てくる。「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身はわからない。」

高校生活というバスを降りて、大学生活のバスを待つ二男。バス停のベンチに座る二男のひざの上にあるチョコレートの箱。その箱の中身が素晴らしいものになるのかどうか、それは、今後の彼の努力次第。でも、希望に満ちてバスに乗り込む今の気持ちを忘れなければ、きっと大丈夫。一輪の桜は満開の桜に成長することだろう。

未来はいつだって自分の手の中にあるものだ。

<了>

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 大学の入学式での空。


<あとがき>
桜の開花に手招きされ、新年度があわただしく走り出しました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。本来はワンコブログなんですが、二男の受験は心に残るエピソードでしたので、シリーズでポストさせていただくことにしました。

今までに何回か子供たちの受験にまつわるエピソードをエントリーしてきましたが、そのたびに思うことがあります。それは、受験はいつでも家族のドラマだということです。今回もいろんなドラマがありました。苦しい日々でした。でも、勉強でもスポーツでも何でもそうですが、苦労と同じ分量だけ自分に返ってくるものがある、そんなふうに思っています。

受験なんて、親だって逃げ出したい気持ちで一杯です。でも、受験を通して、気付き、気付かされることもたくさんあります。受験という困難の中で子供も親も、成長させてもらっているのかな、なんて思います。

これは妻が話していたことなんですが、子供の高校受験で心配し、高校に受かったら今度は大学受験で心配し、大学に受かったら今度は就職で心配し、就職したら今度は結婚で心配し・・・と、親の心配はらせん階段のように続いていくのかもしれません。

昔、世話になった人に「親は孫が産まれて一人前」と言われたことがありますが、妻は「本当にそうだね」なんて苦笑いしています。僕もまったく同感です。

家には3人の子供たちがいるので(あとライムもいます)、僕たち親が一人前になるまでにはまだまだらせん階段を登り続けなくてはなりません。そういう意味では、親としてもっともっと成長しなさい、ということなんでしょうね。(伸びしろですね ! 笑)

桜の季節は日本人にとって特別な季節です。たくさんの人達が人生の次のステージへ1歩踏み出します。家の二男も1輪の桜を握り締め、新たな一歩を踏み出しました。きっと、他の人々の手にも特別な桜があることでしょう。それぞれの桜が満開になることをお祈りし、筆を置きたいと思います。

だらだらと書きつづり、長文・駄文のシリーズになりましたが、最後までお付き合いしていただいた方がいましたら嬉しく思います。ありがとうございました。

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桜、一輪 (第18話)

本命だった国立大の発表のあと、第二志望となる国立大の後期試験をどうするか話し合った。

二男にはどうしたいのかよく考えておくように申し付けてあったが、二男はやはり東京の私大に行きたいのではないか。それは薄々わかっていた。

僕が受験生だったその昔、家が裕福ではなかったので、親から地元の国立大に行ってほしいと言われていた。しかし、僕は不満だらけだった。地元の国立大には志望したい学科がなかったし、高校生だった僕は親元を離れての一人暮らしに憧れもあった。それに、東京の私大を受験する友人もたくさんいた。

ある日、意を決し、東京の私大を受けさせてもらえないか頼み込んだ。一生懸命バイトしてお金を稼ぐから、と懇願した。だが、「あきらめてほしい」という結論は巨石のように動くことはなかった。

下を向きたくなるようなそんな思い出を、誰かに話したことは人生の中でたった一度もなかった。しかし、妻にそんな過去を打ち明け、もし、二男が東京の私大に行きたいというなら行かせてあげたいと伝えてあった。18才の自分はそんなだったから、自分の子供にはそんな思いはさせたくなかったのだ。

併願して合格した東京の私立と、後期で出願している地方国立大学。僕の見解はこうだった。

・難易度的にはあまり差はないのではないか
・学費は倍違うので家計を考えたら国立
・ネームバリューは圧倒的に東京の私大(誰でも知っている知名度)
・しかし国立の評価は高い(知名度と評価はまた別)
・教員や公務員を目指すならどちらに行っても同じ
・就活のサポート力は東京の私大(OBの数も多い)

定員厳格化で私大の難易度が上がっていることを考えると、難易度的には東京の私大の方が少し上かもしれない。トータルで考えると、就職力という点でやや東京の私大が有利なのかな、という気がした。だが、学費が倍違うほどの差があるのかといえば答えはNOだ。

名と実。実を考えればそれほど差はない。二男はイメージで決めている部分が多いのかもしれない。でも、その「イメージ」が案外大切にも思える。例えば、僕たち大人が車を買う時なんかも、イメージで決めている部分が結構ある。それは、心の満足度みたいなものなのかもしれない。「受験は自己実現」であるならば、心の満足度は自己実現の達成度を計るものさしなのだ。

出身大学というのは一生付いて回る。自分の心の中に根ざすものになる。だから、たとえイメージであっても、本人が「こっちに行きたい」と思う方に行かせてあげたいという気持ちに傾いていた。家計は苦しくなるけれど。

僕の考えを話し、二男の考えを問いただした。東京の私大に行きたいのなら、その気持ちが強いのなら、後期で出願している国立大を受ける意義は薄い。試験にかかる交通費や宿泊費は無駄というものだ。だから、二男の意思をしっかりと確認する必要がある。

二男はやはり東京の私大に行きたいという。国立大推しだった妻も最終的には了承し、二男の進路が決定した。後期で出願している国立大は受けないことに決め、東京の私大に進路を決めた。唯一合格を勝ち取った、大切な一輪の桜だ。

たちこめていた霧が晴れたように二男の進路が決まり、国立大に落ちたショックはどこへやら、二男は「今泣いたカラスが・・・」のお手本のようになっていた。

僕は二男にいくつか戒めの言葉をかけた。進路が決まったから万事良し、という訳ではない。因果応報、志望していた国立大に落ちたのは必ずどこかに原因がある。反省すべき点は多々あるだろう。その反省を今後に活かさなくてはならない。

怠けて留年、なんていうことは絶対に許されないと申し付けた。大学生活を楽しむことも大事だが、将来の目標を見定め、努力も忘れてはいけない。資格を取るのもいいだろう。何か一つでもいい、「自分はこれを頑張った」と胸をはれるような取り組みができれば、きっと4年後の自分の助けになるはずだ。

二男は神妙な面持ちで聞いていた。そんなに肩に力を入れることもないけれど、でも、僕の言葉を心の片隅において、青春を謳歌してほしい。

<最終話へ続く>

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プロフィール

ライムぱぱ

Author:ライムぱぱ
ライム:2008年6月3日生まれのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル(♀)

ようこそお越しくださいました。
ゆっくりしていってくださいね!

このブログについて
愛犬ライムとのスプな生活のエッセイをつづったり、4コマ漫画的なコミックを描いたりしています。 イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格や特徴、グッズなどもご紹介しております。 なお、当ブログはリンクフリーです。リンクしていただいた場合、こちらもリンクしますので、コメント欄からお知らせください。
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